インストールマニュアル Linux 版

1. 事前確認
インストールの前にWebサーバーとPostgreSQLがサーバーにインストールされていることをご確認ください。
PostgreSQLのインストール方法
[Linux版]
2. データーベースの設定を確認する
「GT 顧客管理」がデータベースにアクセスできるか設定を確認します。
1) "pg_hba.conf"ファイルを開く
標準的なインストールでは、以下のディレクトリにあります。
/usr/local/pgsql/data
または、
/var/lib/pgsql/data
$ vi /usr/local/pgsql/data/pg_hba.conf
2) 以下の設定になっているかどうかを確認する
# IPv4 local connections:
host   all   all   127.0.0.1/32   md5
または、
# IPv4 local connections:
host   all   all   127.0.0.1/32   trust
「trust」の設定は、信用できる環境でのみお勧めします。この設定は、ローカルからのすべての接続を許可する設定になっています。
3) 設定が違っている場合は、以下の設定を先頭に追加する
# IPv4 local connections:
host    db_gtmkt  gt_gtmkt   127.0.0.1/32   md5
上記の設定は、デフォルトでインストールする場合の設定です。「db_gtmkt」と「gt_gtmkt」はそれぞれインストールするときに設定するデータベース名とデータベースに接続するユーザー名です。インストールする環境に応じて適宜変更してください。詳細な設定はPostgreSQL 付属のドキュメントを参照してください。
4) 設定を変更した場合は、PostgreSQLを再起動する
$ /etc/rc.d/init.d/postgresql restart
3. インストールを実行する
スーパーユーザーでインストーラーを実行します。
$ su -
1) ダウンロードしたgtmkt-2.0.2.tar.gzを解凍する
$ tar zxvf gtmkt-2.0.2.tar.gz
ディレクトリを移動します。
$ cd gtmkt 
2) インストーラを実行する
移動したディレクトリでinstall.shを実行します。
$ ./install.sh 
3) 言語を選択する
以下のメッセージが日本語で正常に表示された場合は、「Y」を入力してください。日本語で表示されない場合は、「N」を入力してください。英語表示モードでのインストールとなります。
この日本語が読める場合は Y を入力してください。
Can you read the above Japanese text? (if not, type 'N')
4) 「使用許諾契約」を確認する
「使用許諾契約」を読んで契約に同意される場合は、「Y」を入力してください。
以上の使用許諾条件に同意しますか?
Y: はい / : いいえ :
英語表示モードの場合は、以下の表示がされます。
You need to accept to LICENSE AGREEMENT, before installing this application.
Please read the following documents before going to the following process.
[/root/gtmkt/temp/LICENSE]

If you do not accept them, you will end an installer.
In order to continue installation, you must accept LICENSE AGREEMENT.
Do you accept all the provision of this license?
Y: Yes / N: No :
以下のディレクトリにある使用許諾書をインストールする前に読んでからインストールを続けてください。
(展開したディレクトリ)/temp/LICENSE
5) インストール識別子を確認する
インストール識別子を確認します。ここで入力した識別子が「GT 顧客管理」のインストール先になります。デフォルトでよい場合は、enterキーを押します。
インストール名を入力してください。インストール名に使用できる文字は、[a-zA-Z0-9]です。
このままでよい場合は、enterキーを押してください。
例:gtmkt
[gtmkt]:
6) Web サーバーのCGI 実行可能ディレクトリを確認する
指定されたディレクトリの下にインストール識別子のディレクトリが作成され、そこに実行ファイルがインストールされます。デフォルトでよい場合は、enterキーを押します。
CGIディレクトリを指定してください。このままでよい場合は、enterキーを押してください。
例:/var/www/cgi-bin
[/var/www/cgi-bin]:
変更する場合は、ディレクトリを入力してください。
すでにディレクトリが存在する場合は、確認メッセージが表示されます。そのままでよければ「Y」を入力して処理を続けてください。
この場合、既存のファイルは削除されます。
7) Web サーバードキュメントルートディレクトリを確認する
指定されたディレクトリの下にインストール識別子のディレクトリが作成されそこにイメージファイルなどがインストールされます。デフォルトでよい場合は、enterキーを押します。
ドキュメントルートディレクトリを指定してください。このままでよい場合は、enterキーを押してください。
例:/var/www/html
[/var/www/html]:
変更する場合は、ディレクトリを入力してください。
すでにディレクトリが存在する場合は、確認メッセージが表示されます。そのままでよければ「Y」を入力して処理を続けてください。
この場合、既存のファイルは削除されます。
8) データーベース名の確認
「GT 顧客管理」が使用するデータベース名を確認します。デフォルトでよい場合は、enterキーを押します。
アプリケーションが使用するデータベース名を入力してください。使用できる文字は、[a-zA-Z0-9_]です。
このままでよい場合は、enterキーを押してください。
[db_gtmkt]:
すでにデータベースが存在する場合は、確認メッセージが表示されます。そのままでよければ「Y」を入力して処理を続けてください。
この場合、既存のデータは削除されます。
9) データベース管理ユーザーの確認
「GT 顧客管理」が使用するデータベース管理ユーザー名を確認します。
アプリケーションがデータベースにアクセスするためのユーザー名を入力してください。使用できる文字は、[a-zA-Z0-9_]です。
このままでよい場合は、enterキーを押してください。
[gt_gtmkt]:
すでにデータベース管理ユーザーが存在する場合は、確認メッセージが表示されます。そのままでよければ「Y」を入力して処理を続けてください。
この場合、既存のデータベース管理ユーザーのパスワードは入力されたパスワードに変更されます。
10) データベース管理ユーザーのパスワードの入力
「GT 顧客管理」が使用するデータベース管理ユーザーのパスワードのを入力します。
アプリケーションがデータベースにアクセスするためのパスワードを入力してください。パスワードに[\],[ ](半角スペース)は使用できません。
New Password: XXXXXXXX
Retype Password: XXXXXXXX
11) インストール内容を確認する
インストール内容の確認をします。
以下の条件でインストールを開始します。
CGIディレクトリ
[/var/www/cgi-bin/gtmkt]
ドキュメントディレクトリ
[/var/www/html/gtmkt]
データベース名
[db_gtmkt]
データベースユーザー名
[gt_gtmkt]
Y: はい / N: いいえ :
内容を確認して問題がなければ「Y」を入力してインストールを実行します。
12) インストールの完了を確認する
インストールが正常に完了した場合は以下の画面が表示されます。
Installing CGI...
Installing Web files...
Configuration...
Database Setting...

インストールが完了しました。
下記のURLにブラウザでアクセスしてください。

http://(Servers FQDN or IP address)/(CGI directory)/gtmkt/gtmkt.cgi/index.php
4. GT 顧客管理を初期化する
インストールが終わったら、Web ブラウザーから「GT 顧客管理」にアクセスして初期化を行います。
1) Web ブラウザーを起動してWeb サーバーにアクセスする
標準の状態でインストールした場合には以下のURLにアクセスします。
http://(IPアドレスまたはホスト名)/cgi-bin/gtmkt/gtmkt.cgi/index.php
2) データベース管理ユーザーのパスワードを入力し初期化する
3-10で入力したデータベース管理ユーザーのパスワードを入力して「初期化する」ボタンを押します。
初期化
3) 初期化が完了しシステム管理画面およびアプリケーション画面へのリンク画面が表示される
初期化が正常に行われるとシステム管理画面およびアプリケーション画面へのリンク画面が表示されます。
初期化完了
4) システム設定からシステム設定を行う
システム設定でユーザーの設定とシステム管理者パスワードを設定を行ってください。
[システム管理マニュアル]