GT 顧客管理 - システム管理マニュアル - バックアップ(Linux 版)

「GT 顧客管理」は、データベースにPostgreSQLを利用しています。しかし、保存されているデータのうち添付ファイルについては、ファイルシステムに保存しています。

バックアップ用のファイル名やディレクトリ名などは、お客様の環境に合わせて適宜変更してください。
pg_dumpを利用したバックアップ
pg_dumpを利用したバックアップは、データベースを停止することなくバックアップすることができます。しかし、添付ファイルとの整合性を取るために、バックアップ中は「GT 顧客管理」へのアクセスを停止する必要があります。
1. Webサーバーの停止
バックアップの前にWebサーバーを停止します。
$ /etc/init.d/httpd stop
2. データベースのバックアップ
1) ユーザーの変更
ユーザー postgres になります。
$ su - postgres
2) pg_restoreを実行
pg_restoreを実行します。
$ pg_dump -U postgres -Ft db_gtmkt > ./backup/20070831/20070831.tar
バックアップ用のディレクトリは、事前に作成しておく必要があります。また、ユーザー postgres に書き込みの権限があることをご確認ください。
3. 添付ファイルのバックアップ
添付ファイルのバックアップを実行します。
$ cp -rp /var/www/cgi-bin/gtmkt/data ./backup/20070831/data
標準的なインストールでは、添付ファイルは以下のディレクトリにあります。
/var/www/cgi-bin/gtmkt/data
バックアップ用のディレクトリは、事前に作成しておく必要があります。
4. Webサーバーの起動
Webサーバーを再起動してください。
$ /etc/init.d/httpd start
コールド・バックアップ
pg_dumpを利用したバックアップは、データベースを停止することなくバックアップすることができます。しかし、添付ファイルとの整合性を取るために、バックアップ中は「GT 顧客管理」へのアクセスを停止する必要があります。
1. Webサーバーの停止
バックアップの前にWebサーバーを停止します。
$ /etc/init.d/httpd stop
2. データベースサーバーの停止
PostgreSQLを停止します。
$ /etc/init.d/postgresql stop
3. データベースのバックアップ
データベースのデータディレクトリのバックアップを実行します。
$ cp -rp /usr/local/pgsql/data ./backup/20070831/pgdata
標準的なインストールでは、データベースのデータディレクトリは以下のディレクトリにあります。
/usr/local/pgsql/data
または
/var/lib/pgsql/data
バックアップ用のディレクトリは、事前に作成しておく必要があります。また、ユーザー postgres に書き込みの権限があることをご確認ください。
4. 添付ファイルのバックアップ
添付ファイルのバックアップを実行します。
$ cp -rp /var/www/cgi-bin/gtmkt/data ./backup/20070831/data
標準的なインストールでは、添付ファイルは以下のディレクトリにあります。
/var/www/cgi-bin/gtmkt/data
バックアップ用のディレクトリは、事前に作成しておく必要があります。
5. データベースサーバーの起動
PostgreSQLを起動します。
$ /etc/init.d/postgresql start
6. Webサーバーの起動
Webサーバーを再起動します。
$ /etc/init.d/httpd start
pg_restoreを利用したリストア
pg_dumpを利用したバックアップを、リストアするための方法です。
同じバージョン同士の「GT 顧客管理」で行ってください。
1. Webサーバーの停止
リストアの前にWebサーバーを停止します。
$ /etc/init.d/httpd stop
リストア中に「GT 顧客管理」のデータにアクセスが発生しますとリストアデータに不整合が発生する可能性がありますのでご注意ください。
2. データベースのリストア
1) ユーザーの変更
ユーザーpostgresになります。
$ su - postgres
2) pg_restoreを実行
pg_restoreを実行します。
$ pg_restore -U postgres -c -d db_gtmkt ./backup/20070831/20070831.tar
3. 添付ファイルのリストア
添付ファイルのリストアを実行します。
$ cp -rp ./backup/20070831/data /var/www/cgi-bin/gtmkt/data
標準的なインストールでは、添付ファイルは以下のディレクトリにあります。
/var/www/cgi-bin/gtmkt/data
4. Webサーバーの起動
Webサーバーを再起動します。
$ /etc/init.d/httpd start
コールド・バックアップからのリストア
コールド・バックアップしたバックアップを、リストアするための方法です。
同じバージョン同士の「GT 顧客管理」で行ってください。
1. Webサーバーの停止
リストアの前にWebサーバーを停止します。
$ /etc/init.d/httpd stop
リストア中に「GT 顧客管理」のデータにアクセスが発生しますとリストアデータに不整合が発生する可能性がありますのでご注意ください。
2. データベースサーバーの停止
PostgreSQLを停止します。
$ /etc/init.d/postgresql stop
3. データベースのリストア
データベースのデータディレクトリのリストアを実行します。
$ cp -rp ./backup/20070831/pgdata /usr/local/pgsql/data
標準的なインストールでは、データベースのデータディレクトリは以下のディレクトリにあります。
/usr/local/pgsql/data
または
/var/lib/pgsql/data
コピーしたディレクトリのオーナーが「postgres」となっていることを確認してください。
4. 添付ファイルのリストア
添付ファイルのリストアを実行します。
$ cp -rp ./backup/20070831/data /var/www/cgi-bin/gtmkt/data
標準的なインストールでは、添付ファイルは以下のディレクトリにあります。
/var/www/cgi-bin/gtmkt/data
5. データベースサーバーの起動
PostgreSQLを起動します。
$ /etc/init.d/postgresql start
6. Webサーバーの起動
Webサーバーを再起動します。
$ /etc/init.d/httpd start